どうして、せっかくの新築マンションで後悔する人が多いのか?

マンションに住む人が不満に感じていることには、共通点があります。

①風通しが悪い
②収納が少ない
③暗い部屋が多い
④空調が効きにくい
⑤使い勝手の悪いキッチン

残念な事に、これは最新の新築マンションにおいても同様なのです。なぜでしょう?
それは、マンションの部屋が「作ること」「売ること」を優先して作られているからです。

それでは、どうして「作ること」「売ること」を優先して「住むこと」が優先されないのでしょう?

土地取得から建築、販売完了を最短期間で目指す上では、できる限り誰でもが速く簡単に正確に施工できる設計である必要があります。

また、事業として成立させるためには、できる限り多くの人に買ってもらえる可能性を追求し早く販売を終える必要もあります。具体的には、できる限り価格設定を低くしながら、多くの入居者に適応するよう部屋数の確保を最大限優先します。

そうして考えられたマンションは、どうしても同じ感じの間取りや住み心地となってしまう訳です。マンションとは、建築・販売段階の経済合理性に大きく影響を受けて設計される建物なのです。